ホラー

山奥にひっそり佇む鳥居──その鳥居をくぐった者は二度と山を降りられない。これは村に伝わる言い伝え。それを聞いて無謀にも鳥居を探そうとした若者がいた。

一時期、世間を震え上がらせた「ボウガン事件」や「無差別パチンコ銃事件」を覚えているでしょうか。最近、また似たような恐ろしい事件が起きてしまいました。それはある夜、会社帰りのサラリーマンが道端で同僚を待っていたときのことでした。

私は病院で夜勤をしている看護師だ。夜中の見回りは静かで入院患者の寝息だけが響いている。ある晩、コールが鳴った。部屋番号は「203号室」。

病棟は想像を絶するものだった。患者への虐待、ずさんな管理、保険点数を稼ぐための不正診療――あの病院では日常が狂気に染まっていた。退職して数年が経った今も、夜中に不意に患者の声や足音が聞こえる夢に悩まされる。

今日は仕事が休み。部屋でボーっとしている。窓から午後の光が差して、壁に淡い影を作る。机の上にはコップ、ノート、ペン。すべていつも通りの風景だ。でもあることに気付いた。

子供のころの駄菓子屋での恐怖体験。万引きを繰り返していた少年が、店のおばあちゃんの一言で背筋が凍る…

表向きは格式ある僧院として地元では知られていたが、住職の杉田は裏で信者から金をむしり取る悪徳僧侶だった。最初は小口の寄付を要求する程度だったが、次第に「供養しないと祟る」と脅し、信者の土地や貯金まで取り上げるようになった。

ネットで有名な洒落怖「リゾートバイト」を映画化しようとした人間たち。だが金の亡者は、舞台となった旅館で恐怖の結末を迎えることになる。

都会から姿を消したホームレスたちが山奥の廃村に移住し、自給自足の「自由の村」を築いた。都会から離れた彼らの生活とその実態を探る。